近年、SDGsについて政府や非営利団体、学校や企業などの様々な所で取り上げられることが増えました。ただ、「SDGsって具体的には何?」「SDGsはどんな目的で作られたの?」など疑問をお持ちの方も多いと思います。

私どもGITCでは2018年よりフィリピン・イロイロで貧困地域の就学及び就労支援を行っているNGO団体LOOBと共同でSDGsのプログラムをご提供しています参加者はSDGsの基礎知識や途上国・フィリピンにおいてのSDGsの課題を英語で学び、課題解決のために「自分がなにができるか?」を考えます。

「SDGsについて知らないけど、よく新聞やニュースなどで取り上げられているから勉強しよう」という理由で参加された方々も、受講後に「自分の行動や仕事を通じて社会課題を解決できないかな?」と考えていただくきっかけとなればと思っています。

今回から開始したSDGs特集コラムは
これからSDGs学習に取り組む方の参考になるように、
・SDGs基礎知識
・途上国(フィリピン)での社会課題
・途上国(フィリピン)でのSDGsへの取り組み
などについて触れていきます。

GITC×LOOBのSDGsプログラムの参加前に
予備知識を身につけたい方以外にも
SDGsについて興味がある学生や社会人の方々に
参考にして頂ければと思います。

SDGs特集第1回は「SDGsを学んでみよう!」をテーマに
SDGsの基礎知識などについてご案内して行きます。

SDGsとは

SDGsとは2015年9月に国連で採択された「我々の世界を変革する:持続可能な開発のための2030アジェンダ(Transforming Our World : The 2030 Agenda for Sustainable Development)」の中に記載された17の持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)です。この2030アジェンダは「人間、地球及び繁栄のための行動計画」であり、現在社会が直面する危機や機会について述べられています。持続可能な開発目標(SDGs)では未来の世代が安心して生活できる世界をのどのように作っていくのか?なにを取り組むべきなのか?について書かれており、具体的なターゲットが169記載されています。SDGsは「貧困削減と社会開発」「経済成長」「環境保全」によって構成されています。

 


 

例えば、Goal3の持続可能な開発目標は「あらゆる年齢の全ての人の健康的な生活を保証し、福祉を促進する」と掲げられています。Goal3には「3.1.2030年までに世界の妊産婦の死亡率を出生10万人あたり70人未満に削減する」といったような細分化されたターゲットが挙げられており、これは「貧困削減と社会開発」に属します。
この目標は途上国だけでなく、先進国でも達成することを目的としています。

持続可能な開発とは?

この記事内でも何度も出てくる「持続可能な開発」とは一体なんでしょうか?

SDGsの日本語訳は「持続可能な開発」であり、これは「将来の世代がそのニーズの充足する能力を損なうことなく、現代の世代のニーズを充足する開発」と定義されています。

簡単にいうと「将来の世代のニーズも満足させることができ、現代の世代のニーズにも満足される開発」です。

例えば、現代の世代の私たちが経済的に豊かになるために「環境破壊」を行ったとします。この「環境破壊」によって将来の世代にも与えられるはずだった「環境・資源」は失われることとなります。ここでいう「将来の世代のニーズも満足させることができ、現代の世代のニーズにも満足させる開発」は成り立ってはいないこととなります。将来の世代にも同様に「資源」を残せる持続可能な開発が必要となってくるのです。

現在の世代も、将来の世代も、
みんなが幸せになれる開発がSDGsになります。

また、アジェンダ2030では「誰も取り残さない」もキーワードとなっており、先進国・途上国の現代の世代、将来の世代も含めた全ての人が幸せになれる開発(SDGs)を目指しています。

*GITCではNGO団体LOOBと共同で「SDGs×英語」プログラムをご提供しております。(詳細はこちら

(参考文献)
村上芽・渡辺珠子(2019)「SDGs入門」日経文庫
高柳彰夫・大橋正明編(2018)「SDGsを学ぶ」法律文化社


 

SDGs×英語オンライン研修(2021年春)

SDGs特集② SDGs学習のメリットとは?